活動日 | 2007年8月10〜13日 |
活動場所 | 群馬県みなかみ町藤原 湯檜曽川流域東黒沢〜利根川流域宝川ナルミズ沢 |
メンバー | 4回生:山田 3回生:飯島 2回生:寺内 1回生:石丸、宮城 |
タイムスケジュール | 一日目:13:00(中央大学出発)−17:47(土合駅到着)−18:05(駅出発) −18:18(東黒沢)−22:30(就寝) 二日目:05:30(起床)−06:28(駅出発)−6:53(東黒沢入渓)−07:20(ハナゲの滝) −08:39(10m3段滝)−13:13(ナルミズ沢ウツボギ沢出合) −16:26(大石沢出合)−21:00(就寝) 三日目:05:30(起床)−06:00(出発)−06:45(ゴルジュ地点)−07:00(魚止め滝) −07:40(二俣)−09:30(下山?開始)−11:40(ジャンクション・ピーク) −12:25(朝日岳山頂)−18:25(東黒沢出合) |
主観的評価 | 東黒沢 総合グレード★★★☆☆☆☆☆☆☆(初級) 一番難しい20mハナゲの滝ですらそこまで大変でもなく、登攀グレード的にはたいしたことはない。 ウツボギ沢に出るまでのツメの藪漕ぎがわかりづらい。 全体的にナメが素晴らしく、快適な遡行が出来る。 遡行感度は最高! |
ナルミズ沢 総合グレード★★★☆☆☆☆☆☆☆(初級) 遡行距離は長いがその分、軽快に登れる滝や、素晴らしい景観、そして草原が美しいツメとナルミズ沢の魅力を存分に味わうことが出来る。 ただ下山が長い。朝日岳→笠ヶ岳→白毛門と山を越えていくため、下山というより登山という感じだ。すでにナルミズ沢を遡行し、そこから稜線を伝って登山道までずっと歩いてきているので、体力に自信がない人はこの下山時には相当疲れきっていることだろう。全体を通して割と体力・精神力がいる遡行だった。 |
1日目
13:00 中央大学から出発。土合まで長い道のりを行く。 今回青春18切符を使用し、ゆっくり・まったり進んだ。 17:47 土合駅到着。日本一のモグラ駅。 トンネル内はひんやりしていて、とても夏とは思えない。 長い階段を伝い地上へと出る。 18:05 入渓地点でテントを張れるかどうかを確認するため、東黒沢を見に行く。 土合駅からメチャクチャ近かった。 18:18 東黒沢に到着。わかりやすい入渓地点。 やや広い河原があり、テンバとしては問題なさそうだが、駅の方が便利そうなので、 結局駅でテントを張ることに。 22:30 就寝。 |
2日目
05:30 起床。天候は晴れ。 朝食を食べながら、遡行の準備を始める。 06:28 出発。 06:53 東黒沢入渓。活動を開始する。 入渓地点から見える、デカイ堰堤にぶつかる。 右側がスロープ状で、歩いていけないことはなさそうなのでここを進む。 石丸が先頭を行き、クモの巣と泥の中を進んでいたが、塀の上のスペースを 行った方が簡単だったので、他のメンバーは安全な方を選択。 石丸は最後までクモの巣と格闘していた・・・。 |
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水がえらく気持ちいいので、早速浸かってみた。 綺麗で、冷たい水は活動意欲を促進させる。 |
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急に開けた場所に出て、左側にはでかい壁が見える。 この壁を超えて行くと、目の前にはハナゲの滝が見えてきた。 07:20 ハナゲの滝(20m)。左壁を登る。 上部が多少苦戦したが、それでも問題なく登ることが出来た。 |
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ハナゲの滝を越えたところに、滑らかなナメ床があったので銀マットを使ってスライダーを楽しんだ。 今までの活動で一番迫力と長さがあるスライダーで、3組くらいのパーティに抜かれるまで遊んでいた。 |
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08:10 小さなゴルジュ帯に入る。 静かな雰囲気を味わいながら、東黒沢を満喫する。 |
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08:39 10m3段の滝。 趣き深い清閑な場所に堂々と現れた。 右壁を登る。 |
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09:00 5mナメ滝。快適に進んでいく。 | |
09:15 8m2段滝。敢えて水流につっこんでみた。 冷たい水がなんとも心地いい。 |
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沢の上流部。 緑の中をひたすら突き進んでいく。 意外と水は途絶えず、長い距離を楽しむ。 涸れてくると、藪になってくる。 最初は踏み跡、赤テープなど目印がかなりあったが、次第になくなり、しばらく藪をさまよった。 稜線に出るはずだが、いまいちよくわからず、ある程度進むと、支流を発見したので、沢を下降する。 方角的には問題ないので、このまま進むことにした。 |
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13:10 ウツボギ沢に出る。 支流と違い広めの沢で歩きやすくなる。 13:13 ナルミズ沢に出る。 わかりやすい看板も見つけた。 しばらく休憩をしてから行くことに。 |
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広く、そして透き通ったナルミズ沢を泳ぎながら進む。 幾度と泳ぎの場面が出てきたが、気温が高かったため、とても気持ちが良かった。 |
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16:26 大石沢出合。 当初の計画通り、ここでビバークすることに。 やや草原が広がり、別のパーティーも何組か同じところでビバークしていた。 21:00 就寝。 |
3日目
05:30 起床。うっかり寝過ごしてしまい、急いで支度をする。 この寝坊があとでとんでもないことに・・・。 06:00 朝食後、出発。 06:45 ゴルジュ地点に到着。 泳ごうと思ったが、この先が突破できるかどうか不安だったのと、なにより朝で、非常に泳ぎたくなかったことにより巻くことにした。 ゴルジュちょっと手前の左岸に踏み跡があり、そこを伝っていくが、膝ぐらいまで浸かる泥地帯を進まなければならなかったので、泳いだ方がマシだったかも・・・。 |
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07:00 魚止め滝(8m)。写真の通り右側から簡単に登ることができた。 | |
07:40 二俣。ツメの草原を見るために、ここは右を行く。 | |
小滝とナメ床の連続。 そして草原が広がってくる。 快晴で文句のつけどころが無い。 |
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09:00 遡行終了。 水が涸れ、踏み跡が草原の中を走っている。 しばらくこの草原と景色を楽しむ。なんともすがすがしい。 09:30 出発。長居してしまったのでさっさと進む。 |
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遡行終了地点からすぐの稜線に上がり、そこから幾度か山を越え、進んでいく。 景色は素晴らしいが、ずっと登山で足が痛い。 11:40 ジャンクリョン・ピークに到着。看板が立っていた。 今までの道への案内には「難路・道なし」と書いてある・・・。 |
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しばらく行くと朝日岳が見える。 なぜ下山ルートでまた山に登らなきゃならんのか・・・。 疲れ果てたメンバーは口をそろえてこう言った。 12:25 朝日岳山頂。 しばらく休憩を取るが、山頂から見える山々、そしてゴールが見えないこの状況を考えると、あまり休めない・・・。 |
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右の写真の稜線をひたすら進む。 | |
14:45 かろうじて駅がありそうな建物が見えるが遠すぎてわからん。 | |
下山中、思わぬ事態が。 宮城がほぼ活動初参加のため、体力が尽き、ペースが遅くなってしまったのだ。 途中荷物を分担したりもしたが、あまり効果は得られず、そして・・・ 18:25 東黒沢出合に到着。 終電は18:22。終わった・・・。 仕方なくもう一泊し、翌朝帰ることに。 この駅にはもう何十年と来ているおじさんと話が合い、食料を恵んでもらった。 非常にありがたい・・・。 翌朝、無事に帰宅。 |
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