ナルミズ沢遡行活動報告文:寺内

活動日 2009年6月7日
活動場所 東京都西多摩郡奥多摩町 水根沢谷
メンバー 4回生:寺内 1回生:赤石、岸本
使用した装備 特になし。(8mm30mザイルを持参)
参考資料 山と渓谷社『関東周辺沢登りベスト50コース』
活動の目的・目標
  • 新入生に初の沢登りを楽しんでもらう。
  • せっかく晴れたので沢に行く。
  • 体力・精神面でのレベルアップを図る。
タイムスケジュール 09:00(部室集合)-11:56(水根沢キャンプ場出発)-14:11(登山道)-15:30(もえぎの湯)
内容/主観的評価 総合グレード:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(初級)
びっくりするほど水量がなくなっていた。というより釜が埋まってしまっていた。
地元の方の話によると、土砂の堰き止めがしっかりしてきたので、
来年以降は埋まったりすることは少なくなるようだ。
あとは強い雨さえ降ればまた深い釜に戻るらしい。
水がなくなったことでかえって怖くなった部分もあったが、
それでも簡単になった部分が多いので、初心者同行でも比較的安心であった。

今回は本当は大雲取谷を遡行する予定だった。
しかし、雨の予報から急遽中止にし、またクライミングジムに行くことにしていたのだ。

だが、前日になり、どうみても晴れだしたので再度天気予報を確認したら
なんと晴れになっているではないか?!

そこでまたまた予定を変更して、沢に行くことにした。
人数も少なくなり、急に計画を作り直さなくてはならず、今回は簡単な水根沢を行くことにした。

09:00
 中央大学探検部部室に集合。
寺内カーに乗り現地へと向かう。

11:56 現地に到着し出発。
1年2人はウェットスーツにTシャツのスタイルで、寺内は普通の沢装備で入渓した。
入渓後すぐの釜でさっそくの泳ぎ。
今日は暑いが、やっぱり冷たいものは冷たい。
ウェットスーツを着てない自分は少し入るのを躊躇った。
12:11 第2ゴルジュ帯最初にある3m滝。
ここに来るまでの間、水量の少なさ、というか釜の浅さに嘆いていたのだが、
それでもここのゴルジュの迫力は健在。

過去に来たことのある人ならばともかく、初めて来る人にとっては驚くことだろう。

この倒木がかかっている滝は左の残地スリングを駆使する。
まぁ泳ぎたい人は近くまで泳いでいけばいいんだけど・・・。
12:54 核心部3m滝。
のはずなんだが・・・浅くなっているため膝くらいしかなく簡単。
水量はあるんだけど・・・。
13:51 半円の滝(6m)。
ここは意外と変わりなかった。

もともと腰〜胸くらいの深さだったし、水量もそこそこある。

普通に直登し、岸本は6mのスライダーに挑戦した。
14:11 登山道に到着。
浅くなり難易度が下がったため、なかなか快適な遡行だった。
より簡単な下山を開始する。
15:30 もえぎの湯に立ち寄る。
温泉を楽しみ、しばし休憩。

この後、夕食を皆で楽しみ、中央大学で解散した。

各人雑感

寺内 雨のせいで、最近思うように活動できなかった。
今週もまた雨でいつになったら活動できるのか・・・
そう思っていた矢先になんと奇跡が!
急に降水確率が80%→0%となり、沢にいけることになった。
おかげで1年生たちは沢を経験することができ、自分はいい気分転換になった。
そして、沢の季節の到来を感じざるを得なかった。
もう泳げる!泳ぐしかない!
来週もこの調子で沢に行きたいと感じています。
なかなか満足な活動でした。
2人ともお疲れ様!
赤石 今回は初めての沢登りでした。
初級の沢だと聞いていましたが、想像以上にハー ドでした。
でも諦めかけたところを周りの人の力をかりつつ乗り越えた時の達成感はなかなか良いものでした。
溺れたときは本気で死ぬかと思いました。
足が抜けなくなったり、登れなかったりでたくさん迷惑をかけてしまいましたが、終わってみれば楽しかったです。
溺れたところを助けてくれた岸本くん、手を貸して引っ張りあげてくれた寺内先輩、本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
岸本 初沢遡行だったが、最初は、寒恐いだけだった。
水は冷たく壁は高かった…。
しかししばらくしたら岩壁の攻略に熱中してきて、それからは最後までかなり楽しかった。
自然の岩は、ゴツゴツしたものや削れてなめらかになったものなどがあり、そのいろいろな姿には神秘を感じた。
今後は肉体改造を施して、より高度な沢に挑戦してみたい。

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※動画です。
2009年6月7日 水根沢谷遡行