ナルミズ沢遡行活動報告

活動日 2008年5月17日
活動場所 神奈川県秦野市 葛葉川本谷
メンバー 3回生:寺内 1回生:吉川、渡辺
活動の目的・目標
  • 1回生は次回行く沢に向けて、簡単な遡行の知識を付ける。
  • 各自の技術向上、体力・精神面でのレベルアップを図る。
タイムスケジュール 9:00(中央大学出発)−11:40(葛葉ノ泉)−12:03(入渓)−12:27(F3幅広滝)
−13:00(大平橋)−13:12(F9CS滝)−13:25(F10富士形ノ滝)−13:50(二俣)
−14:10(三ノ塔尾根)−14:25(三ノ塔)−14:35(下山開始)−16:00(葛葉ノ泉)
主観的評価 総合グレード:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(初級)
滝の数は多いが、そのほとんどが直登できる。
途中の大平橋から下ることもでき、初心者同行で行くには便利。
三ノ塔付近の眺めが素晴らしい。

09:00 部室出発。天気も良く、暑い。快適な遡行が期待できる。

11:40 葛葉ノ泉に到着。支度をする。
多くの人が訪れていた。
12:03 活動開始。葛葉ノ泉近くの橋を渡り、堰堤を越えてすぐの踏みあとを降り入渓。

すでに気温は高く、水が気持ちいい。
しかし、とにかく虫が多く少しテンションが下がった。
12:27 F3(10m)幅広滝。水流左を登った。

ここまでで、幾つも滝が現れてはいたが、写真の出来が悪く、
どれがどの滝だかわからなくなってしまったため省略。

1回生の二人はここまで問題なく、すいすいと登ってこれて、非常に先導が楽だった。
沢2回目にしては良い方だと思う。
F5板立ノ滝を過ぎた後はかなり開けてきた。

F5やF7も有名な滝だが、これらも写真の出来が悪く省略・・・。
13:00 大平橋に到着。一度林道まで上がり、そこからまた沢に降りた。
踏みあとがありわかりやすい。

曲がり滝近くからまた沢が暗くなるが、涼しいので気分は良い。
また虫が多くなってきた。
13:12 F9(5m)CS滝。
だんだん霧が出てきて、辺りが白い。
あんなに晴れていた空が、まったく見えなくなっていった。
13:25 F10(2段10m)富士形ノ滝
開けているところに、わかりやすい形・大きさで登場。
ここまで順調に進んできたので、ややのんびりしながら行くことにした。

F10は水流すぐ右を登る。意外と登りやすい。
13:50 二俣。テープが随所にあり、とてもわかりやすい。

ここらになると、霧が広がり、先の方が見えなくなってしまった。
しかも小粒だが雨も降ってきた。
開始時はあんなに晴れていたのに・・・。

しかも今回の活動も雨だと、5回連続、活動が雨トラブルにあったということになる。
14:10 三ノ塔尾根に出る
この時点で、もう霧は出ているは、雨は降るはで、辺りは薄暗くなっていた。
せっかく期待していた景色がまるで見えない・・・。
なに、この魔の森は・・・?
14:25 三ノ塔(1205m)登頂。
もう雨でずぶ濡れだが、沢登りなのであまり気にならず。

休憩所には多くの登山者がいた。
別に外に居ても良かったのだが、中が見たかったので中に入り、
下山の打ち合わせ。
下山しようと小屋から出たら奇跡が・・・!
あんなに土砂降りだったのに、急に晴れてきて、景色が若干見えるようになった。
上の写真とほとんど同じところで撮ったのにこの違い。
最後にいいものが見れて、非常に満足だった。
14:35 下山開始。ヤビツ峠方向へ下り、二ノ塔尾根を伝って葛葉ノ泉へ。

雨のせいで、地面がものすごくぬかるんでいた。
横にも体を支えるものがなく、何回か転び下まで滑っていった。
今回で一番辛かったのは下山かもしれない・・・。

16:00 葛葉ノ泉に到着。
えらく時間がかかってしまったが、無事に到着。
さぁ着替えようと思って沢たびを見ると、蛭がくっついていた。
中には入ってきていなかったが、いつの間にか蛭がいたということに驚いた。
次回も丹沢なので不安要素が一つ増えてしまった・・・。

各人雑感

寺内 葛葉川は1回生の時、初めての活動として行った事があった。
当時の自分は全く動けなく、時間がかかってしまったので大平橋で下山してしまったが、
今回の1回生は気合のレベルが違い、あらゆる滝を乗り越えていった。
水根のときも、徒歩隊のときも、そして今回も、改めて気力・体力の高さを知った。
葛葉川の上部は自分は行った事が無かったため、非常に期待していた。
難しい滝も多く、予想以上に楽しむことが出来たし、レベルアップにもなった。
しかし、生憎の雨で2人にいい景色を見せることが出来なかった。
水根では頂上までツメなかったので、今回では頂上の景色を楽しんで欲しかった。
若干晴れ間が見え、少しだけ景色を見ることが出来たが、今度はしっかりと見せてあげたい。
吉川

今回は滝登りが多く、水根とはまた違った楽しさを味わえた。
また泳ぐ箇所も無かったので寒さに震えることなく遡行を楽しむ余裕があった。
滝は近くで見るとかなり迫力があってスゴかった。
霧が出てしまい景色を堪能できなかったのが残念だ。
技術面に関しては相変わらずだったが、沢の用語や地形図の読み方などを先輩に教わったので
知識を増やすことが出来た。
次回の勘七ノ沢では技術を身につけ、今日得た知識を活用していきたいです。

渡辺 今回の葛葉川遡行は1日だけの活動だったが、前回の徒歩隊と同じくらいいろんな体験が出来た。
活動をするにあたり、学校に書類を提出したり手続きをすること、必要な装備がどこにあるのか、
どのように使うのかということがわかった。
そのほかに沢登りの用語や現在地を把握するために必要な地図や遡行図の読み方も教わった。
たくさん覚えることがあり大変だが、探検部の部員としての役割を果たすためにも、
なるべく早く覚えたい。
またも雨の活動となり、虫もたくさん飛んでいて不快だった。
下山の時は泥に足を取られて滑りまくったが、面白かった。
最後に先輩の沢たびに蛭が引っ付いてたのには驚いたし、怖かった。気持ち悪かった。
次の活動には蛭対策をしようと思った。

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