文:寺内
活動日 | 2009年7月19日 |
活動場所 |
東京都西多摩郡奥多摩町日原 倉沢谷本谷 |
メンバー | 4回生:寺内 1回生:岸本、村山 OG:藤澤 |
使用した装備 | 特になし。(8mm30mザイルを持参) |
参考資料 | 山と渓谷社『奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート』 |
活動の目的・目標 |
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タイムスケジュール | 08:00(部室集合)-12:53(入渓)-15:38(魚留橋)-16:07(下山終了) |
主観的評価 | 総合グレード:★★★☆☆☆☆☆☆☆(初級) 全ての滝が直登でき、また直登しなくても容易に巻ける。 足が着かない釜は何度もあったが、難しい泳ぎではなかった。 さらにずっと右岸に林道が走っているので、いつでも帰れそうであった。 泳ぎが好きな人にはかなりオススメな谷であった。 |
08:00 部室集合。 車に装備を詰め込み奥多摩へ向かう。 12:40 出発。 車を藤澤先輩に預け、男3人は谷へ向かう。 倉沢橋横の林道にはすでに何台か車が止まっていて、 この沢の人気の高さを感じる。 |
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12:53 入渓。 結局どこが入渓地点かよくわからないまま谷に降りる。 普通に林道から沢が見えているし、急でないところならどこでも降りられる。 マイモーズの悪場を見学しても良かったが、時間が無かったので先に進む。 12:59 最初の滝。 いきなり出た、足の着かない釜。 右壁がすぐ巻けそうだったが、それじゃつまらないので泳ぐ。 滝のすぐ右側にかろうじてスタンスがあり、苦戦しながら突破。 意外にも水はぬるく、快適なプール状態であった。 |
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13:11 2段5mの滝。 やはりというか、足は着かない。 釜の中は大した水勢ではないので、快適に泳ぎ取り付く。 左に残置スリングがあったので、寺内・村山は左から行ったが、 岸本は何も無い右から突破する。 岸本の突破力に嫉妬・・・。 |
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圧倒的なゴルジュと、ひたすら泳ぎが続く。 とにかく水に飛び込み、流れに逆らって突破する。 |
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14:30 最も深かった釜。 水深3mは越えているんじゃないだろうか? 面白いことに徐々に深くなっているんじゃなく、いきなり深くなっている。 村山が長い棒を使って計測しようとしたが幅も広く難しかった。 正面の滝は左からも右からも突破が可能だったが、かなり難しい。 写真左の岩から飛び込んで遊んでいた。 |
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14:42 トイ状3m。 こういった釜を持つ滝は結局全て足は着かなかった。 上手いこと突っ張って行けるかと思ったが、ほぼ不可能で、 結局やや右の壁から登っていった。 |
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15:00 右岸に支流をもつ5m滝。 支流は同じ釜に流れ込んでいる。 これだけ泳ぎ、登っても、まだ滝がある。 楽しみが尽きない。 左からあっさりと登れる。 |
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15:17 トンネルのある堰堤。 右のトンネルは広く、普通に人が通れる。 この地点に着く数分前に別パーティに出会った。 人数は割りと大目で、近代装備ばかりの若い集団だった。 2箇所ほど巻かなきゃ行けなかったところがあったらしいが、 「そんな難しいところあったか・・・?」とウチラは考える。 どうやらウチラ3人はそこそこの突破力は備えているようだ。 |
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15:38 魚留橋に到着。 今回はここで終了とした。 15mある魚留滝を眺めて、林道に上がる。 長い行程ではあったが、不思議に疲れよりも満足感で一杯であった。 |
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15:51 下山開始。 下山の前にウェットスーツを脱ぎ、身軽にした。 下山は林道を行くので、時間短縮と体力トレーニングを兼ね、走ることに。 道は前半は砂利道で、後半は舗装されていた。 とても走りやすい。 16:07 下山終了。 倉沢橋付近のスペースで藤澤先輩と合流した。 遡行本には下山50分と書いてあったが、なんと16分で下山出来た。 早ッ!! こんな簡単に下山できるとは・・・最後まで満足な谷だなぁ。 |
各人雑感
寺内 | 正直ここまで楽しめるとは思っていなかった。 長い距離を歩き、泳いだこともうろ覚えになってしまった大雲取谷とは違い、 これでもかというほど泳ぎまくった。 しかも水温が高い!気温も高い! これで下山も短いとくれば、もういうことは無い。 夏を満喫した一日だった。 なによりこれほどいい谷を知ることができたということが大きい。 是非また行ってみたいし、今回行かなかった部員に行って欲しい。 |
岸本 | この沢は、次から次へとくる滝を登ったり、たくさん泳いだりしたので、これまで行った中では一番楽しかった。 最初見て登れなさそうな滝でもなんとか手足をかけるポイントを見つけて登っていけた。 これが沢の醍醐味だなーと思った。 テストが近かったけど、行ってよかったし、また行ってみたい。 そして筋肉をつけたい。 |
村山 | 今回は新歓(四月下旬)以来二回目の沢だったのでとても楽しみにしていた。 …のに、当日は遅刻してしまうという最悪のカタチで始まってしまった。 今回なによりも反省すべきことはそれだ。 たまたま自宅が大学のすぐ近くだったからよかったものの、 もし離れたところに住んでいたら活動に参加できなかったかもしれない。 なんにせよ他のメンバーに迷惑をかけてしまったので、今後遅刻するようなことがないよう心掛けていこうと思う。 肝心の活動はちょっとしたトラブルはあったもののとても楽しめた。 特に3〜4メートルの高さの岩から飛び込んだのが楽しかった。 やはり落下することは楽しいことだ。下が安全なら。 そんなカンジでゴールにたどり着き、走って帰った。 まるでなにかから逃げるかのように。 …そう、何を隠そう自分はこの日の翌日にテストがあったのだ。しかも二つ。 勉強時間は0に等しい。 勝算は絶望的。 宿題に全く手をつけないまま8月31日を迎えてしまった時と同じくらい絶望的だ。 事実、絶望した。 …とまあこんな感じになっちゃったケド、活動に行ったことはまるで後悔してないヨ! 筋肉もついたしね! さあ、今週はトサカ谷に行っちゃうゾ! |