文:寺内
活動日 | 2009年2月7〜8日 |
活動場所 | 栃木県壬生町ラーメン二郎栃木街道店〜東京都小金井市ラーメン二郎新小金井街道店 |
メンバー | 3回生:寺内、古田(立正大学)、2回生:藤野(東京学芸大学)、一湊(中央大学)、1回生:吉川 |
使用した装備 | 特になし。 |
参考資料 | 特になし。 |
活動の目的・目標 |
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タイムスケジュール | 一日目:08:45(新座駅集合)-10:55(ラーメン二郎栃木街道店到着)-11:30(店オープン)-12:46(第1走者藤野スタート) -14:29(第2走者古田スタート)-16:15(第3走者一湊スタート)-18:23(第4走者藤野スタート) -19:58(第5走者古田スタート)-21:25(第6走者一湊スタート)-22:27(ラーメン二郎大宮店到着) 二日目:09:54(第1走者古田スタート)-10:49(第2走者吉川スタート)-12:24(第3走者一湊スタート) -13:11(第4走者藤野スタート)-14:45(ラーメン二郎新小金井街道店到着)-15:57(ラーメン二郎荻窪店到着) |
内容/主観的評価 | そもそもラーメン二郎とは、東京都港区三田2丁目に本店を構え、東京都を中心に首都圏で店舗展開する ラーメン店で、本店支店とも基本的に量が多く、味もこってりしていることで学生達にも人気のある店である。 今回の活動は東京学芸大学の藤野が関東探検学生連盟にて発表したことが始まりで、 その計画に中央大学探検部と立正大学の古田が賛同し実現した。 新しく栃木に店舗が出来たと聞き、その調査をしながら他店を巡るというとんでもない企画が出来た。 当初は全員で走る予定であったらしいが、あまりの虚無ぶりにリレー形式となった。 以下主観的評価↓ 約100kmにも及んだこの活動は、体力的にも精神的にも厳しい活動だったと言える。 また題材として、ラーメン二郎に焦点を当てているという面でかなり評価されるべき活動であろう。 さらに第2弾、3弾と続けることで、最終的に三田本店に行くという続編も期待できる。 |
08:45 JR武蔵野線新座駅に集合。 今回は寺内の車で移動するため、なるべく自宅近くの駅に集まった。 初日のランナーは古田、藤野、一湊の3人。 今回、寺内は残念ながらドライバーに徹することになった。 高速にのり、栃木へ向かう。 これから二郎を食いながら走るために、車内は妙なテンションであった。 |
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10:55 二郎栃木街道店に到着。 なんと開店30分前なのにすでに20人ほど並んでいる上に、広い駐車場もほぼ満席であった。 一体、どんだけ二郎好きなんだよ・・・。 他の車のナンバーを見ると、やはり栃木付近が多かったが、中には埼玉の車もあり驚く。 しかし、さすがにここから新小金井街道店まで走るやつはいないだろ。 |
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11:30 オープン。 さすがに最初から座れなかったので、食券を買って待機。 豚増しを注文した。 店内には新小金井街道店や野猿街道2号店の写真が飾ってあった。 ここの店主は、いろいろな店で修行した経歴があるとか。 潰れたラーメン屋の店舗をそのまま使用しているために、店内は二郎にしては広い。 お座敷もあったが、幕が下りていて使用不能だった。 どうやらカウンターにこだわっているようだ。 さすが二郎。 |
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12:15 ついにラーメンが手元に。 朝から何も食べていなかったのでめちゃくちゃ腹が減っていた。 おかげで箸がすすむすすむ。 チャーシューも麺もスープも上質で、とても美味い! 是非もう一度食べに行きたい。 しかし、この量を食ってみんな走れるのか・・・? |
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12:30 完食。 寺内はスープも全てたいらげる。 今回、走者ではない代わりに、二郎だけは無茶をしようと、1人スープ完食&他食厳禁を貫いた。 さて、二郎を完食した面々は、早速走る準備をし始める。 第1走者は藤野。 計画責任者としての意地か、食ったばかりで走る大役が任された。 12:46 出発。 いよいよマラソンが開始。 後のメンバーは車で追いかけ、ナビをする。 |
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14:29 第2走者古田に交代。 ファミリーマート栃木沼和田店にてバトンを渡した。 ここまで藤野がおよそ10km走ったことで、ここから先も1人平均10kmほど走ることが決まった。 残念ながら、なぜかここでの古田の写真がなく、走った直後の藤野を掲載。 交代の様子は動画で確認してください。 ここから先の道はかなりの田舎道となり、広がる畑の景色が素晴らしかった。 |
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16:15 ローソン野木友沼店にて第3走者一湊に交代。 だんだん暗くなってきたが、かまわず走る。 そして、ついに埼玉県に突入。 利根川橋を渡り、交通量が多くなる。 走る場所に気をつけながら進んでいく。 もう辺りはすっかり夜になっていた。 18:23 ファミリーマート栗橋間鎌店にて第4走者藤野に交代。 これで走者が2週目に突入。 それぞれあと1回ずつ走れば終了する予定だ。 交通量が多く危険な道を進み、大宮に向かって南下。 はたして大宮店営業時間に間に合うのだろうか?? |
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19:58 ローソン久喜樋ノ口店にて第5走者古田に交代。 3号線をまっすぐに南下。 だが、またも写真がない。 動画はあるんだけどね・・・。 21:25 セブンイレブン上尾原市団地店にて第6走者一湊に交代。 いよいよ今日最後の走者。 一気に大宮まで進む。 営業時間が22時までだと思っていたので、もう間に合わないと感じていた。 だが、店前までは行くことにしていたので、車組は先に二郎大宮店へ。 するとなんと奇跡が! |
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なんと実際のラーメン二郎大宮店の営業時間は23時までであり、現地には列が。 これは間に合うんじゃないか? 店舗前で一湊の到着を期待しながら待つ。 |
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22:27 一湊がついに到着。 全員がラーメン二郎大宮店の前に集結した。 栃木から走ってここまで来たことに感動。 すぐさま食券を買い中へ。 さすがに大は頼まず、普通の分量で注文した。 |
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22:53 一同完食し、一日目の活動が終了。 大宮店前で記念撮影をし、車に乗り込む。 夜は寺内家で一泊。 酒を買い、飲みながら打ち合わせを行った。 |
二日目
08:51 家を出発。 まずは和光市駅に行き、この日から参加する吉川を拾う。 朝食も取らずにそのまま二郎大宮店まで行った。 09:54 二日目スタート。 第1走者は古田。 ここから埼玉を通って新小金井店を目指す。 |
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10:49 セブンイレブンさいたま上峰店にて第2走者吉川に交代。 昨日走ってないために色々と不安だったが、なかなかなペースでどんどん進んでいった。 そのため、他のメンバーの体を休めるためにも、吉川には少し多めに走ってもらった。 途中荒川を越える際に土手を走っている姿がとても良かった。 |
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12:24 ファミリーマート竹腰朝霞膝折店にて第3走者一湊に交代。 住宅街になっているためにとても狭い。 開いていないのはわかっているが、ラーメン二郎ひばりヶ丘店に立ち寄るために、 西武池袋線ひばりが丘駅を目指す。 13:11 デイリーヤマザキひばりが丘北口店にて第4走者藤野に交代。 いよいよこれがラスト。 一気に新小金井街道店へ行く。 東京学芸大学付近の新小金井街道や五日市街道は藤野にとっては馴染み深い地である。 |
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14:45 ついにラーメン二郎新小金井街道店に到着! 100kmを超える道のりを二郎のエネルギーで走破したのだ。 すごい! 『全ての道は二郎に通じていたのだ!』 本来ならここで二郎を食べ、解散となるのがベストなのだが、 新年を迎え営業時間が変わってしまったためにこの日は入れず。 だが、二郎で締めなくては納まらない我々は、 営業している二郎の中で、最も近い荻窪店に行くことにした。 今回の活動はそこの二郎を食して終了とする。 |
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15:57 ラーメン二郎荻窪店に到着。 看板やメニュー等、他の二郎とは色々と異なる点が多い店だった。 特に変わっているのがメニューに塩ラーメンがあること。 メンバーの半分は塩を注文した。 こうして今回のジロードは幕を閉じた・・・。 だが忘れてはいけない。 まだ二郎は25店舗以上あるということを・・・。 |
各人雑感
寺内 | 今回は残念ながら走ることは出来ず、ただ二郎を食すだけの2日間であった。 参加者は走っているのでまだいいが、二郎を2日で3杯は体に悪すぎる・・・。 しかし、その分のサポート役は出来たと思える。 たまにはこうした裏方も面白いと思った。 それにしても皆さん、本当によくがんばりました。 ゴールした瞬間、とても感動いたしました。 是非、次回は自分も走りたいと思うので、今度は運転手を増やしましょう・・・。 |
古田 | ノリだけで参加した合宿であったが、かなり有意義な時間を過ごせた。 初めて食べた品川店での二郎ラーメンと他店舗では、味がまるで違っていた事に驚きと興奮を覚えた。 ジロリストが沢山現れる理由がわかった気がした。 食後のランニングは意外と抵抗を感じなかったが、最初の20分だけ口の中が酸っぱくなった。 胃腸が俺に抗議していたのだろう。 見渡す限りの田園や思川での日暮れなど、景色に感動する事もしばしばあった。 反省点としては、CLとSLのみで計画を進めてしまい、中央大学との連絡が上手くいかなかった事など、 合同合宿の難点が浮き彫りとなっていた事が挙げられる。 しかし結果的にランニング中でのこまめな連絡の取り合いなど、隊員全員が協力し合えて、最後の最後まで走り抜けた事が誇らしい。 企画合宿としてはかなり良い内容だったと思う。 |
藤野 | 学生生活を楽しむためには様々なスパイスが必要だ。 「虚無」はその中でも最も重要な位置を占める。 虚無は世界中どこにでも蔓延っている。 もしあなたがキラキラと輝く虚無のクリスタルを見たいと思ったなら、日本にはとても良い場所がある。 ギトギトの油でキラキラと輝く器、スープ、そして麺。 まさにクリスタルだ。 完食したときに私はいつも思う。 虚無い、と。 今回はそれを満足に堪能した。 1日2食のペースで二郎を食し、吐きそうになりながら走る。 痛くなった足を引きずり、なんでこんなことをやっているんだと問いかける。 答える術はない。 そしてゴールは定休日。 完璧なシナリオだ。 これでも十分満足できる。 なぜだろう。 それはこの企画を一緒に完成させてくれた仲間がいたからだ。 虚無は分かち合うことが大切だ。 そしてそれは後に楽しく笑いに溢れた思い出に変わる。 僕は今、あの2日間を振り返って楽しかったと感じる。 付き合ってくれた皆さん 、ありがとう。 |
一湊 | 今回の活動は自分にとってかなりつらいものになった。 長い距離を走ることからかなり遠ざかっていて、完走できるか不安だった。 実際に走っている時も足が痛み、何度も歩いた。 リタイアの文字が何度も頭をよぎったが、みんながいたからリタイアすることなく完走することができた。 「一つのことをみんなでやり遂げる」という事をあまり経験した事がない自分にはとても為になる活動になった。 最後に食べた荻窪店の味と二郎を食べる為に長い距離を走ったつらさは一生忘れないと思う。 最後に二郎道という活動を企画してくれた探検部の皆様に感謝したい。 |
吉川 | 自分は都合が合わず、2日目からの参加だったため走った距離も少なく、 また肝心の二郎に関しても1度行ったことがある程度で何の思い入れもなかったので、活動自体は正直なところ面白くなかった。 しかし、先輩方が二郎について熱く語っているのを聞いているのは面白かったし、 本来探検部ではない健史朗先輩や他大の人との合同活動は新鮮だった。 何より自分の体力の衰えを如実に感じることができたのでそれなりに意味のある活動ではあったかも知れない。 |