文:寺内
活動日 | 2010年7月24日 |
活動場所 | 東京都西多摩郡奥多摩町留浦 峰谷川 坊主谷 |
メンバー | 4回生:石丸、宮城 3回生:田代、渡辺 OB:寺内 |
使用した装備 | 特になし。(8mm40mザイルを持参) |
参考資料 | 山と渓谷社 『東京起点 沢登りルート120』 |
活動の目的・目標 |
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タイムスケジュール | 10:30(坊主谷林道出発)−10:40(坊主谷出合)−11:54(9m滝) −12:17(大滝ゴルジュ帯)−12:53(中ノ谷出合)−13:35(巡視路) −14:22(浅間神社前)−15:10(車回収) |
主観的評価 | 総合グレード:★★★★☆☆☆☆☆☆(初級) 全体的に迫力のある滝が多く、とても楽しめた。 とても都内とは思えない美滝ぞろいで驚いた。 難しい滝も多かったが、巻き道も多く、初心者でも十分行ける。 雨が降ってしまい途中で撤退したのが非常に残念で、 またリベンジを果たしたい。 遡行時間:2時間55分 下山1時間35分 |
遡行図 DLはこちら |
07:30 上北台駅に集合。 寺内自家用車で奥多摩に向かう。 10:00 三沢橋を過ぎ未舗装の林道を行く。 すると、1台しか通れない細い道の真ん中にトラックとショベルカーが居た。 どうやら連日の大雨で崩れてしまった林道を補強しているようで、 とても車で入渓地点までは行けそうになかった。 そこで林道入ってすぐにあった小屋前に車を置き、歩くことにした。 10:30 出発。 トラックの横を通り過ぎ、坊主谷へ。 10:40 坊主谷出合に到着。入渓する。 |
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入渓してすぐに、堰堤が2つ現れる。 最初は右から、二つ目は左から簡単に越えられる。 想像以上に晴れ、ものすごく暑く、沢遡行にちょうどいい気温でテンションがあがる。 |
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11:05 3mCS滝。 暑いのに滝がなかなか出てこなくてイラついていた頃に登場。 石丸は水流右から直登出来たが、 なかなか難しく石丸以外は左右から巻いた。 |
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3mCS滝のすぐ上にある6m滝。 右岸のバンドを伝って越える。 途中に残置スリングがあった。 次いで4m、6mと出てくるが、どちらも直登出来る。 が、少々難しかった。 ゴルジュを抜け、石積堰堤を越えると、左手にガレ場が現れ、 上にガードレールが確認できた。 |
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11:34 5m幅広滝。 左から簡単に越える。 釜を持った小滝が連続し、暑い日には最高だった。 |
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2段6m滝。 これも簡単に直登。 なかなかスケールの大きい滝が続くなぁと感心していた。 |
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11:54 9m滝。 再びゴルジュに入っていくと、いきなり大滝が出てきた。 高さはあるが、取り付いてみると意外と簡単で、 全員スムーズに越えることが出来た。 このゴルジュを越えると、また滝が連続する。 3段10mはウォータースライダー状になっていて、滑って遊んでいた。 この付近から、ナメが目立ってきた。 |
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12:17 大滝ゴルジュ帯に入る。 最初から7mの滝。 写真のように左壁をへつって越える。 そしてこの沢一番の大滝2段16m(写真下)。 とても都内とは思えないスケール。 こんな大滝久しぶりに出会った。 下段、上段と左壁から簡単に越えることができる。 |
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12:28 9mトイ状滝。 またまた大滝。 登れるみたいではあるが、このメンバーの力量と、装備の不十分さにより、 高巻くことにした。 少し手前の左岸から大きく上る。 この滝の一つ上にある6m滝も一緒に越えたところに降りた。 |
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12:54 4m滝。 中ノ谷との出合をすぎ、すぐのゴルジュ帯。 ここで急に雨が降ってきた。 最初はよかったが、次第に土砂降りになり、雷まで鳴る始末。 急いで帰ろうという話になり、巡視路が見えたら撤退することにした。 |
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中ノ谷を過ぎると、所々に石積堰堤が出てくる。 わさび田の跡らしいが、かなり崩壊していた。 雨はかなりひどかったが、上流部であったことも幸いし、 そこまで水量は多くなっていなかった。 |
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13:20 6mナメ滝。 支流との出合にかかっている。 やや左側を直登。 滑りやすいが、なんとか越えられる。 真新しい倒木が目立っていて、これらを越えるのがいちいち面倒臭かった。 |
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そこから先はナメが続き、快適に進むことが出来る。 が、大雨のため、テンションは上がらず、 早く帰りたい一心で早く進んでいく。 |
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13:35 巡視路に到着。 取水堰堤に着く前に、巡視路が左岸上部に見えていて、 かなり近くなったところから登った。 通っていいところかわからないが、とりあえず大雨が心配なので、 巡視路を伝って下山する。 道はところどころ崩壊しているものの、かなり歩きやすく、 スムーズに進んでいった。 ところが10分ほど下山すると、急に雨が止み、かなり晴れてしまった。 こんなに早く晴れるならもう少し行けばよかった。 が、もう遅いので仕方なくそのまま下山する。 |
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14:22 浅間神社前に到着。 もうすっかり晴れて、暑くなっている。 道ではなく、踏み跡を伝って浅間尾根をそのまま下る。 雨でドロドロになった尾根はものすごく歩きづらく、 皆何回も滑った。 途中踏み跡が横切るところがあるが、気にせずに尾根を行く。 するとワイヤーとロープがあり、それ沿いに進むとすぐに林道に出た。 15:10 車を回収。 雨のせいで、沢の下流部はものすごい激流になっていた。 |
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帰りはひさしぶりにもえぎの湯に寄った。 週末だけあって、かなりの利用客がいた。 その後、珍しく上級生のみだったので、 そのまま和光市まで行き、みんなで飲んだ。 |
各人雑感
寺内 | 期待以上の良い沢であった。 とにかくスケールが大きく、気軽に行ける沢でこれほどの迫力を味わうのはなかなか無かった。 技術的にも面白い場面が多く、かなり練習になる。 今回は雨が降ってしまったのがとにかく残念で仕方がない。 いつかはリベンジして、ちゃんとした登山道で下りたいと思っている。 |
田代 | いつにないメンバーで色々楽しい活動だった。 最大の滝の迫力が今まで行った沢の中でも最大といってもいいほどの迫力。 これは☆五つ。 沢から飲みの流れは定着させたい |
渡辺 | 想像以上におもしろかった シャワークライムはあまり好きではないが、程よい難易度のシャワークライムが続いたのはいい練習になったし、楽しかった 16mの滝は圧巻だった 倒木がうまい具合にレイアウト?されててとても神秘的な光景だった 雷鳴&雨が降ってきた時は修羅活動決定フラグが濃厚だったが、 エスケープ後は晴れたので(でも下山はやっぱ足痛ぇッス)、全体的に見れば充実した活動だったと言える |
石丸 | 春の新歓下見以来の活動だった。 釜が深い部分が多く、足場が悪いところも多々あるなかなかスリリングな沢であった。 個人的には二度程登れず巻いた滝が悔やまれる。 行けないことはないルートだと思ったのだが如何せん筋力が足りなかった。 鍛えようと思った。 久々でありながらなかなか充実した運動となった。 |
宮城 | およそ4ヶ月ぶりの沢だった。 楽な沢だと聞いていたが所々登りづらいところもあり苦戦し、体力不足と沢登りの感覚が抜けていることを痛感した。 またハーネスが壊れていたり沢足袋の底がはがれているのに当日まで気づかなかったこともあり、自分にとって反省の多い活動だった。 だが田代が読図をこなせるようになっていたこともあり後輩の成長ぶりに感動した。 そういう意味では参加して良かったと実感した。 なべちゃんの今後も期待したいなぁ。 |